「らしさ」の罠にはまる?

 ワークcafeはプレオープンにもかかわらず、開ければ開けただけお客さんがふらりとやってきてくれる。隠れすぎの隠れ家というサントーシャは、ゆっくりと話したい人が訪れることが多い。先日来店したお客様は、「らしさ」という罠にハマっているようでした。

 よくよく話をして、その「らしさ」についての疑問を紐解いていくと、どうやら「らしさ」というものは他人が勝手に作り上げた理想ということが見えてきました。本来一番知っていそうな自分が決めたことじゃなく、他人が理想とする「らしさ」が定着しすぎて、本来あるべき姿が変化してしまった。誰かの理想の「らしさ」になろうとする違和感を感じ始めているようでした。

 誰かの理想やもともとの自分の概念から形成された違和感のある自分を、ただ手放せばいいだけとはいっても、なかなかそこはブロックというココロのブレーキがあるので難しいのですが…

 他人の「らしさ」が基準じゃなく、自分の思うままに感じるままに行動を起こしたらいいんじゃないかなって思います。誰かをがっかりさせるかもしれないなんて心配は、全然いらないってことです。